なぜ管理栄養士が求められているか?

 生活習慣病患者や高齢者が増加する中、「いつ何を食べるとよいか」といった食を通した健康支援を管理栄養士が行うことで、人々の疾病予防や介護予防に貢献していくことが求められています。管理栄養士の活躍は、個人が健やかに楽しく生きる手助けになるとともに、医療費削減などの社会問題にも大きく影響すると期待されています。
 1日3回の食事を口から摂取することは健康な体への第1歩となります。病気からの回復においても、体力を維持し健康で長生きするためにも、口からご飯を食べ消化管を通して栄養を摂取することに意味があります。そのような「食べる」ことを支える管理栄養士が子どもからお年寄りまであらゆる世代の栄養管理や栄養教育を担うことが必要なのです。

管理栄養士の役割

 管理栄養士は医療や地域保健、教育等の様々な分野において活躍が期待されています。
 例えば、医療現場においては、管理栄養士は医師や看護師、薬剤師等とともに栄養サポートチーム(NST)として患者さんのケアを行います。「食事の量が減っている」、「食事をうまく飲み込めない」、「この栄養素が足りていない」など管理栄養士が個々の患者さんの状況を察知し、適切な栄養補給と栄養教育を実施していくことで治療効果を上げ、合併症を防いだり、入院日数を短縮したりすることができます。
 また、スポーツや運動をする方をサポートするスポーツ栄養マネジメントも注目を集めている管理栄養士の重要な役割です。例えば、競技力の向上を目指して学校でのクラブ活動や地域のスポーツクラブ等において栄養教育や食事提供を行います。アスリートの現場だけでなく、病院でのリハビリテーションや体力づくりを考えて運動している方に対するサポートも大切です。管理栄養士が運動・スポーツをする方の食事内容や摂取タイミングをアドバイスすることによってトレーニングの効果も食事の効果も高めることができるのです。

卒業後の進路について

 病院や福祉施設などの医療現場における栄養管理や栄養指導、地域住民への保健活動、保育所や学校での食育指導、食品会社・薬品会社での商品開発、スポーツ現場での栄養管理など、たくさんの活躍の場が期待されます。
 地域に根差した管理栄養士・栄養教諭・食品衛生監視員・食品衛生管理者を目指す皆さんを全力でサポートします。